地域の活性化を目指して新しい企画などを全国の自治体が考えている現在ですが、最近では地域の若者や中高生らの意見を取り入れて新しい企画を打ち出していこうという動きも広がりを見せてきていますよね。

三重県では「中学生からの提案・発信」というコンテストが例年開催されて注目を集めています。 これは「グローバル三重教育プラン」の取り組みの一環として行われているもので、中学生が課題解決力やコミュニケーション力・英語力・郷土への愛着等を育み、積極的に自らの考えや意見を発信することを狙いとするもの。

平成26年度から開催されるようになり、県内の中学生から特にグローバル社会に関連して、これまで自分たちが取り組んだ経験や、県政への提言、開催すると面白いと思う企画など、様々な意見・企画が寄せられました。

今年の最優秀賞は玉城町立玉城中学校3年生10人の「Tamaki E-girls」が受賞。彼女たちは地元の小中学生と教育委員が作成した「初級玉城検定」の英語版を作製した取り組みなどが高く評価されたとのことです。

また同時に、三重県に関して英語でPRを行う「郷土三重を英語で発信！～ワン・ペーパー・コンテスト～」も開催されました。

これから国際交流がさらに盛んになる中で、外国の言葉で自分の思いを伝えることは重要になってきますし、地元の魅力を外国の言葉でPRしていくことはインバウンド対策で必ず必要となってきますから、こうした取り組みが全国で行われるようになるといいですね。


 執筆：街コミNAVI編集部