世の中には、自分の状況を他人に知らせるためのマークがありますよね。

その人の状況は他人が見ただけではわからないことが普通ですし、こうしたマークを身に着けていると本人も周りの人も円滑に生活を進めることができます。自動車の初心者マークなどはわかりやすい例ですよね。

そうした中、近年全国で導入が進む「ヘルプマーク」という新しいマークが兵庫県でも導入され、注目を集めています。 「ヘルプマーク」は、義足の人や知的障害を持つ人、妊娠初期の人など、ぱっと見では障害や病気を抱えていることがわからない人が、それを知らせることができるように作られたマーク。

マークは赤地に白抜きで十字とハートがぬかれています。

実はこれ、2012年に東京都が制作したもので、都内ではヘルプマークの配布や優先席のステッカー表示にヘルプマークが追加されるなどしてきました。昨年には日本工業規格、いわゆるJISマークにも登録され、認知度が高まってきていて、全国にも普及中。

今回、兵庫県でも導入が決められたといいます。

実は兵庫県には、同じような趣旨で「譲りあい感謝マーク」というマーク（であると同時に、ご当地キャラクターにもなっています）が存在していて、これからはこのマークとヘルプマークを併用していくということです。

兵庫県の人は是非、注目していてほしいですし、兵庫以外の人も、これから全国でヘルプマークの普及が進むと思いますから、ヘルプマークについての理解を深めておいてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部