日本は地震の多い国というのは誰もが納得する事実ですよね。

近年も大型の地震が来ていて、これから先もやってくるであろう地震に向けて、これまでの教訓を生かして新たな対策が取られるようになっています。

建物や防災グッズ、災害発生時の行政システムなどはこれからも進化すると思いますが、やはり最後に大事なのは私たち自身が地震が発生した時のことを考えておくこと。

自分の身を守るため、そして、地震発生時に適切な対処をとれるように、全国各地で避難訓練なども行われていますが、東京上野でも、いずれ来るといわれる首都直下型地震に備える防災訓練が実施されました。 2月5日に上野駅や上野恩賜公園の周辺で実施されたこの訓練は、周期的にやってくるといわれる首都直下型地震を想定して台東区と東京都が実施したもので、マグニチュード7.3の地震が発生したという想定で行われました。

訓練には上野周辺の住民や企業の従業員など、周辺エリアで生活するすべてのひとが参加し、また東京オリンピックの開催が近づいていることや訪日外国人観光客が増えていることなどから、外国人も多く参加しました。

訓練の主眼は、交通網のマヒなどによって出る大量の帰宅困難者の誘導などに置かれていて、地震発生時に上野駅周辺の大型ビジョンを使って人を公園に誘導する訓練などが行われました。

先日も首都圏は大雪で電車が大混雑するなどしていましたし、こうした訓練の成果が地震以外の緊急時にもいかされていくといいなと思います。


 執筆：街コミNAVI編集部