"ウニ"と言えば高級食材として知られ、多くの人が好む海の味覚の一つ。そんなウニも現在では養殖を試みられているようで、特に神奈川で行われているウニの養殖の方法が独特だということで話題となっているんです。

神奈川では地元で愛される一品を育てようということでウニの養殖に取り組んでいるのですが、この神奈川で養殖されているウニはなんと市場に出回らないキャベツを餌に養殖した「キャベツウニ」ということで注目されているんです。 ウニがキャベツを食べるということにも驚きですが、さらにこのキャベツを食べさせることでウニは実入りが良くなり甘みも増すのだとか。しかも市場に出回らないようなキャベツを使用しているということで無駄なくキャベツを利用できるということなのでまさに一石二鳥といったところでしょう。

この神奈川で養殖されているウニは高級食材としても知られる「ムラサキウニ」ということでなのでこの養殖方法が軌道に乗れば、神奈川の名産として「キャベツウニ」が有名になる日もそう遠くなさそうですね。

それにしてもまさか海の生き物であるウニにキャベツを食べさせみようという発想はかなりの斬新なアイデアではないでしょうか？

実はこのアイデアは神奈川だけなく全国的に問題となっているウニの餌となる"磯場"が消失する"磯焼け"の被害にも役立つこともあってかなりの期待が寄せられているようですね。

そんな神奈川の「キャベツウニ」ですが、ぜひ一度味わってみたいものです。

（2020年7月7日に書かれたコラムです）


 執筆：街コミNAVI編集部