滋賀県守山市にて 生産者やJA、企業が連携し、特産であるメロンを冬場に収穫することに成功したそうです。

太陽の光と豊かな大地の栄養をたっぷりと受けて育った滋賀のモリヤマメロン。 その品質の高さは、多くの消費者に認められて、ご贈答品としても喜ばれています。 甘い香りとみずみずしい果肉が自慢の滋賀・モリヤマメロン。

メロン栽培は、ほかの作物と同様で長年同じ場所で栽培を続けていると どうしても土壌内のバランスが崩れて、特定の病気にかかりやすくなってしまいます。

そこで、その病気に打ち勝つ非常に強い苗を持つ作物に接いで栽培をしています。 この作業を接木と言って、おいしいメロンを作るのにとても大切な工程です。

接木をしてから約1か月、やっとビニールハウスへ定植。 根を傷めないように丁寧に植えて、トンネル保湿をします。

同じ日に同じハウスに植えても、なかなかメロンは同じように育ってはくれません。 日に何度となくハウスやトンネルを開閉して、温度調節や機構調節をすることも大切な作業です。

滋賀のモリヤマメロンは立体栽培をしています。

ハウスの中に鉄パイプやいぼ竹で柵を作って、長く伸びた株をひもでつり上げます。 この時期が最も生育旺盛な時期です。鮮やかな花が咲き始めると、ハウスにミツバチが放たれます。

ミツバチによる自然交配でバランスの良い受粉が行われます。

長く大変な工程をたくさん経て、モリヤマメロンは成長します。

大きく実ったモリヤマメロンはみずみずしく甘く 子供からお年寄りまでみんなが大好きなフルーツです。

滋賀を代表する「モリヤマメロン」冬場にも食べられるようになるなんて 喜ぶ方も大変多いのでは？と感じますね。


 執筆：街コミNAVI編集部