世界有数の大都市であり、世界の観光地でもある東京は 江戸時代から現代まで常に発展し続けています。

最先端・流行の地である東京と言われていますが 今でも、昔ながらの江戸の下町の風情を残している地域がたくさんあります。 東京・隅田川をはさんで浅草の反対側にある「向島」もそんな下町のひとつです。

向島には、百花円や白髭神社、長命寺や隅田公園など 東京都心では味わうことのできない景色や、ゆったりとした時間を体感することができます。

そんな町の中には、昔ながらの歴史深いお店も残っています。 東京の和菓子店の「言問団子」もそのひとつです。

同店は、初代・外山佐吉より受け継がれ「言問団子」の名前で江戸時代末期に創業。 160年の時とともに、菓子・茶処として先代から「心」と「技」を受け継ぎながら営んでいます。

店舗内には展示コーナーもあり 代々受け継がれてきた道具や記録、書や色紙などが展示されています。

「言問団子」の名物はお団子です。

お米の粉を餅状にした小豆餡と白餡で包んだお団子、さらに白玉粉を持ち上にしたものを クチナシから採取した色粉で黄色に色付けし、中にみそ餡を入れた3種類があります。

見た目にも華やかで、スタンダードな味わいが老若男女から愛されているお団子です。

その他にも、予約受注で最中が販売されています。 小鳥の形をした最中はとてもかわいらしいですよ。

散歩のお供にお団子を購入して、東京・隅田川をお散歩しながら 3時のおやつを食べると幸せな気持ちになれそうですね。


 執筆：街コミNAVI編集部