昨今、様々な伝染病や感染症が出てきては私たちの生活を脅かしていますが こうした伝染病の被害を受けているのは人間だけではありません。

2010年に宮崎県で発生した家畜伝染病「口蹄疫」を皆さん覚えているでしょうか？ ウイルスの感染拡大を止めるため、牛・豚などの家畜が約30万頭処分され 日本の畜産業界に多大な損害を与えた伝染病です。

その口蹄疫のメモリアルイベント「水平線の音楽と花火」が 10月16日に宮崎市のサンマリーナ宮崎で開催されることが発表されました。 主催はシンガーソングライターの泉谷しげるさん。

口蹄疫で宮崎県の種雄牛は55頭から一気に5頭にまで減少したことをうけて 「種馬をイチから育てるのに7年かかるんだと、種牛が育つまでヤッたろかい！」と 泉谷さんが声をあげて開催されています。

口蹄疫を風化させないため、そしてそこから復興・復活を遂げる そのメモリアルイベントとして2010年から続けられてきました。

今年で7回目の開催となり、この間に、宮崎県種雄牛の頭数が回復したことから 今回の開催がファイナルとなることが発表されました。

豪華アーティストのコンサートと、12,000発もの花火がコラボレートするこのイベント。 宮崎の市民だけでなく、県外からも多くの人が訪れます。

口蹄疫に関することだけでなく 今や宮崎を盛り上げるイベントとして大きな役割を果たしているんですね。

ファイナルとなる今年は さらにサプライズのイベントも示唆されていて期待が高まるところです。

イベントが終わっても、これからさらに宮崎牛の発展を見守っていきたいですね。


 執筆：街コミNAVI編集部