皆さんは浮世絵を実際に見たことはありますか？ 学校の社会の授業などで習って、資料では見たことはあるけど実物を見たことはないという人が ほとんどなのではないでしょうか？

そんな浮世絵にスポットを当てた新たな美術館が、藤沢にオープンしました。 藤沢市辻堂神台のビル「ココテラス湘南」7階に7月16日オープンしたこの「藤澤浮世絵館」は 藤沢市がこれまで収集してきた浮世絵をはじめとする郷土歴史に関連した各種資料を多くの人に 見てもらう為にオープンしました。

郷土藤沢の歴史・文化について関心を持ち、郷土愛を育み 文化の継承につなげる事を目的としているそうです。

確かに私たちのよくイメージする浮世絵の風景画は、海を描いたものがほとんどな気がしますが 藤沢にゆかりのある風景画も多くあるのですね。

藤沢市は1980年に市政40周年を記念して、江の島を描いた浮世絵のコレクションを購入していて 以降も郷土資料として作品を買い集めて、これまでに1,500点程を収集。

費やした総額は2億円にも及ぶのだとか。

葛飾北斎、喜多川歌麿、歌川広重といった超有名画家による作品ももちろん並びます。 これまでは年に1度の企画展などでしか展示される機会はなく、常設展示の場の確保は長年の 悲願だったということです。

1か月半ごとに展示内容を入れ替えていくということで、入館も無料ということですから 何度訪れても楽しめそうです。気軽に楽しめるものの延べ床面積は845平方メートルとかなり広く ふらっと立ち寄ってもかなり楽しめると思いますよ。

この夏は海に行くついでに、浮世絵を楽しみに行ってみてはいかがでしょう。


 執筆：街コミNAVI編集部