新しい年を迎え、酉年が幕を開けました。普段はあまり意識する場面が少ない干支ですが 年明けには干支にちなんだ商品やイベントがたくさん開催されますよね。

年賀はがきなどを始め、今年も酉のイラストなどを目にする機会は多かったですし テレビなどでも酉に因んだ企画などが多くみられました。

そんな中、滋賀県のある意外な場所でも、鳥に関連する企画が開催されているという ことです。

その、鳥に因んだ企画展が開催されているのが、滋賀県近江八幡市にある 滋賀県立安土城考古博物館です。 この滋賀の博物館では現在、特別陳列　迎春企画「トリにまつわる考古資料」という企画展が 開催中です。

県内にある弥生時代から江戸時代までの11ヶ所の遺跡から出土した、トリにまつわる 考古資料を取り上げ、博物館が所蔵している資料を中心に紹介するというこの企画展。

実はトリは日本人にとって縄文時代の昔から身近な生き物。弥生時代にはトリの形をした 木製品をつくったり、古墳時代にはトリの形をした埴輪をつくって、祭祀に用いたりして いたということで、トリにまつわる出土品は思っている以上に多いのだそうです。

木製鳥形や水鳥形埴輪、鶏形埴輪などが展示されています。

滋賀県立安土城考古博物館では、今年初めてこうした「えと企画」を開催したという ことですが、これからもこうした企画が開催されるのか、気になるところですね。

開催期間は2/5まで。滋賀県を訪れた際は近江八幡観光を兼ねて、立ち寄ってみては いかがでしょう？


 執筆：街コミNAVI編集部