昨年、地震によって大きな被害を受けた熊本県。今でも多くの人が避難生活を強いられ、復旧にはまだまだ時間がかかる状況です。

熊本の惨状に対しては、多くの募金活動や支援活動が行われ、様々な有名人なども被災地支援に駆け付けましたが、熊本のために一番奮闘している有名人（?）といえば、熊本、いや、日本を代表するご当地キャラクターの「くまモン」ですよね。 震災後も全国各地のイベントなどで熊本への支援を呼び掛ける活動や募金活動を行ったり、熊本地震被災地支援チャリティーイベントや募金活動に限って、許諾不要の届け出制にするなどの活動で熊本の復興に尽力しています。

そんなくまモンが、被災した熊本に活力を取り戻すために、新たに中国で市場を開拓することを決めたのだそうです。

実はくまモン、中国でも非常に人気があるのだそうで、台湾にはすでにカフェ兼ショップが2店舗オープンしているのだそう。上海での事業形態は、コンセプトカフェ。

1月22日に、上海にオープンした「KUMA Cafe（くまカフェ）」は、ぬいぐるみやバッグなどのくまモングッズの他、熊本県産の素材を使ったケーキなどを販売しているショップ兼カフェ。外装も内装もくまモン一色で、1階はメニューのテイクアウトとグッズ販売のコーナーとなっていて、2階はカフェスペースとなっています。

中国国内では今年5店舗までオープンする予定だそうで、売り上げの一部は熊本の被災地支援に使用されるのだそうです。中国の利用者としても、楽しみながら町の支援ができると思えば少しは気持ちよくカフェを利用できますよね。

こうした形態のお店が世界中で増えればいいのになと思います。くまモンの世界中での快進撃にも期待したいですよね。


 執筆：街コミNAVI編集部