一昔前に比べると、バリアフリーなど、障がい者の人にも暮らしやすい社会が目指されるようになり、少しずつそうした社会に近づきつつもある現在。

障害者の人の生活に関してはまだ問題もあるとはいえ、以前よりもだいぶ改善されてはいると思いますが、エンターテイメントなどの世界では、やはり健常者と同じように楽しめない部分があることも否めません。

耳が聞こえない人は、やはり音楽が聴けなかったり、生で演芸を楽しむのが難しいところはありますよね。そうした状況の中、埼玉県坂戸市で聴覚障害者も楽しむことが出来るお笑いライブが開催されるのだそうです。 2月26日に坂戸市文化会館で開催される「字幕付き よしもとお笑いライブin坂戸！」と題されたこのお笑いライブは、その名の通りライブを字幕付きで行うことで、耳が聞こえない人にも楽しんでもらえるライブを目指した公演。

主催の吉本興行は昨年6月、NHKグローバルメディアサービスとともに「桂文枝（字幕）落語会」と「THE 舶来寄席 2016 東京公演」の公演を「多言語会場字幕付き公演」として開催。

多言語での字幕を付け、耳の聞こえない人はもちろん、外国人にも楽しめる公演を目指して公演を行いました。そのノウハウを活かし、そして更なる発展を目指し、埼玉聴覚障害者福祉会後援会と協力して今回の公演が開催されることに決定しました。

タカアンドトシやとにかく明るい安村など、テレビでおなじみの芸人も多数出演するということで、あらゆる人が楽しめるイベントとなること間違いなしです。

しかしお笑い、特に漫才を字幕で表現するとまた違った芸になる気がして興味深いですね。お笑い字幕ライブの未来がどうなっていくのか、注目です。興味のある人は是非、坂戸にライブを見に行ってみて下さいね。


 執筆：街コミNAVI編集部