メルシャンといえば、ワインメーカーとして有名ですが、このたび「ワイン香る街」目指して藤沢市と提携することになりました。

藤沢市とメルシャン藤沢工場（藤沢市城南）との間で締結されたのは、ワインを通じて地域活性化へと進もうという、包括的連携協定。2020年に東京五輪では江の島などでセイリング狭義が開催されるのですが、同年は藤沢市の市制施行の80周年、メルシャン同工場設立100周年を迎えるということです。なんともメモリアルなこの年に向けて、「ワイン」を合言葉に市と工場が提携するというわけです。 そもそも藤沢市はワイン生産量日本一の街として、藤沢ワイン祭りやふじさわ産業フェスタなどで協力関係があり、今回正式な提携が結ばれたということです。

では具体的になにをするのかといえば、ワインのポリフェノール効果に関する飲み方講座や、学校給食の調理にメルシャン製ワインを使うということなどが予定されています。また、メルシャン工場のテイスティング・品質管理を行ってきた滝沢英昭さんの講演会も開催。

そうしたワイン関連の提携のみならず、工場従業員が地域の認知症サポーターとして働いたり、災害時のトイレ利用や給水のための工場利用など、企業のいち工場が公の役目を請け負うということです。

連携協定の調印式で工場長は「藤沢を元気な街にしていきたい」とコメントしていたそうです。

市民に直接の還元があるのかどうかは疑問ですが、ワイン好きのためのさまざまな楽しい試みが増えるといいですね。


 執筆：街コミNAVI編集部