各地方自治体が様々な手を尽くして自分たちの地域をPRしようと努めていますが、あまり知名度が高くない地方などでは、自虐ネタを使って注目を集める手法も出てきていますよね。

最近では役所など公的機関がそうした自虐ネタをつかうことも増えてきています。地元を愛するが故に出てくる自虐ネタは、漫画の世界にも出てきているのだそうです。

滋賀県を舞台にした自虐ネタで人気を博している漫画が、「光成さんは京都を許さない―琵琶湖ノ水ヲ止メヨ―」です。作者は、滋賀県出身・在住で、90年代初頭を舞台に大好きなプロレスを語ったプロレスファン漫画「俺のプロレスネタ、誰も食いつかないんだが。」で知られる漫画家・さかなこうじさん。 現代では魅力度ランキングは下位争い、地味な県、琵琶湖だけ、と散々の評判…。

そんな滋賀を立て直すべく、県知事特別秘書を任命されたのは、あの戦国武将・石田三成―!?という、フィクションとノンフィクションを織り交ぜたコメディ漫画。

くらげバンチというWebサイトでの連載ながら、そのテーマや自虐センスが話題を呼び、3/9のコミックス1巻の発売を前に大人気に。さかなこうじさんは甲賀市出身ということで、地元出身者ならではのユーモアと、京都へのコンプレックスが笑えてしまいます。

3/26日には地元・滋賀のジュンク堂書店滋賀草津店でサイン会も開かれ、盛況に終わったのだそうです。この漫画をきっかけに滋賀に興味を持つ人が増えればいいですよね。

興味がある人は是非、読んでみてください。


 執筆：街コミNAVI編集部