食品などをお店で購入するときに、どんな基準で商品を選んでいますか？

食べたことのある商品であれば問題ありませんが、食べたことのない商品などの場合、パッケージなどを見ていろいろとチェックするのではないでしょうか？一般的に知名度も高い「トクホ」のマークなど、機能性食品の表示は購入のきっかけにもなったりしますよね。

そんな食品の表示制度が、2年前に 新しくなっていたことを皆さんは知っていますか？

新しい食品の機能性表示制度では、制度が厳しかったこれまでよりも間口が広くなり、科学的根拠に基づいた機能性を国に届け出れば、それをパッケージに表示してもいいことになりました。

これによって、全国の企業だけでなく、自治体なども新たな機能性表示食品の開発が進められていますが、宮崎県では県と宮崎市にある宮崎大学が協力して、新たな機能性食品を開発する計画が進められていて、3月28日に宮崎県庁で正式に発表されました。 宮崎大学では、4月から医学部付属病院臨床研究支援センターに「食品臨床試験・臨床研究開発部門」を新設し、商品の開発に着手するのだそう。

宮崎県では、新制度が始まった2年前からこれまでにも、宮崎大学で農家や食品事業者などを対象にセミナーを開催するなど、準備を進めてきました。主に農水産物に関する新商品を開発していく予定ということで、その成果に期待が出てきます。

全国のご当地グルメなどの人気も衰えない中、これから全国で同様な取り組みが広がる可能性もありますし、楽しみですね。


 執筆：街コミNAVI編集部