農業を体験したことはありますか？実家が農家だった人などのほかには、農業を経験したことのある人は少ないかと思いますが、最近では農家に宿泊して農業体験をする農泊の需要が増えてきていて、国も外国人観光客をターゲットとした農泊事業に力を入れ始めています。

農業を体験できる施設への需要が出てくる中、茨城県土浦市では、耕作放棄地となってしまっている土地を体験型農園に生まれ変わらせる事業が進んでいるのだそうです。 事業を進めるのは、JA土浦・ヨリアイ農場と、JR土浦駅ビル「ペルチ」を運営するJR東日本グループのアトレ。

JR東日本は「地域に生きる」をコンセプトとした地域との連携プロジェクト、地域農業の6次産業化プロジェクトを進めていますが、そうしたプロジェクトの一環として、今回アトレが地域農業の活性化、地産地消の推進を勧めようとJA土浦とタッグを組んだのだそうです。

3月2日に両者は「体験型農園の開設および運営管理に関する協定」を締結。3月12日に開墾イベントを土浦で開催し、現在、耕作放棄地で土づくりなど開墾作業を行っています。

5月中に体験型農業としてオープンし、種まき・植付けイベントの開催を目指していて、6月～11月にかけては収穫イベントの開催や農作物の提供を実施する予定なのだそうです。やはり大企業が地域の活性化のために力を発揮するというのは心強いですよね。

土浦の人はもちろん、観光で土浦に訪れる人も是非、一度農業体験に参加してみてはいかがでしょうか？


 執筆：街コミNAVI編集部