日本には古来から伝わる伝統用事や伝統芸能といった素晴らしい文化があり、その中でも「能楽」と言えば歴史ある伝統芸能の一つであることはみなさんもご存知ではないかと思います。

藤沢では今回そんな「能楽」を楽しむことのできる催しが開催され、多くの人々で賑わいをみせたそうです。 今回、藤沢で披露されたのは「遊行寺薪能」という催しで、藤沢にある遊行寺にて藤沢の実行委委員会などによって主催されたものです。

この「遊行寺薪能」の見どころというのは内容もそうなのですが、寺の境内にはかがり火がたかれた舞台が用意され、その幻想的な雰囲気の中で能楽を楽しむことができるというところなのではないでしょうか？

古くから能楽は「猿楽」と呼ばれ日本人に親しまれてきた文化でありますが、実は幾度か廃絶の危機に陥ったこともあるのだそうです。しかし、その度に能楽を守ろうという動きによってその危機を乗り越え現在にも伝えあっているのだとか。

今回の「遊行寺薪能」には約1,600人もの人々が来場したそうで、このことから如何に現在でも能楽というものが人々の心を惹きつけてやまないものということがわかるのではないでしょうか？まさに日本の心とも言える文化となった「能楽」ですが、ちゃんと見たことがないというような方は是非、一度こういった機会に「能楽」に触れてみては如何でしょうか。

そうすればなぜ、これほどまでに「能楽」が愛され続ける理由を実際に感じることができるかもしれませんよ。


 執筆：街コミNAVI編集部