街中、日中眠くなったけれど、数時間ほどの休憩じゃ家に帰ることもできない……。そんな経験はサラリーマンならずとも誰しもあるでしょう。手軽な「睡眠」をテーマにした場所はなかなか存在しなかったのです。

しかしそんな中、銀座に「睡眠カフェ」が期間限定オープンしたのです。ネスレ日本と全日本ベッド工業会が共同で仕掛けるこのカフェ。8月31日から9月9日までの10日間だけですが、あまり類をみない試みではないでしょうか。 場所は銀座「CHAIRS」（東京都中央区銀座8-9-13 2階）です。

たとえば3時間睡眠の「ぐっすりコース」では、カフェインレスコーヒーを睡眠前に飲んでリラックスしたあと、ベッドでぐっすり。起きた後にはカフェイン入りのコーヒー「ネスカフェ ゴールドブレンド」を飲みます。利用料金は500円となっていますから、カフェでぼーっと休憩するのとあまり変わりがありません。

あるいは「お昼寝コース」では、あえてカフェイン入りのコーヒーを先に飲むことによって、短時間で効率の良い「仮眠」が取れるとのこと。こちらはベッドではなく座った状態での睡眠です。

料金は200円となっていますから、かなりのお得感です。

残業時間の増大や有休の取りづらさが問題視されている日本において、こうした試みは少なくとも労働者目線に立ったものと言えるのではないでしょうか。

過労で倒れる前の応急処置として「睡眠カフェ」は、労働者の救世主となるのかもしれません。


 執筆：街コミNAVI編集部