2月下旬。 中国が旧正月という事もあり、大型連休を利用し 日本に観光に来る人が大勢いるようで、日本各地で大きな経済効果をもたらしています。

そんな中、日本でも旧正月を祝っているのが ・・・沖縄の人なんです。

沖縄では、中国暦に合わせた旧正月の文化や風習があるんですね。

という事で、今回は 沖縄・うるま市で行なわれた旧正月に合わせて行なわれる 豊漁と航海安全祈願の行事をご紹介したいと思います。 旧暦元日の2月19日、うるま市与那城の宮城島近海で 豊漁と航海安全祈願の漁船海上パレードがありました。

大漁旗や万国旗を掲げた漁船が停泊する、うるまの桃原漁港には、 うるま市与那城地域の漁師の有志や住民らが集まり、年に一度の行事を見守りました。

満潮を迎えた午後3時過ぎ、漁船に漁師や子供たちが乗り込み7隻が出港。 モズク漁や刺し網漁の漁場を3周しました。

海にお酒を撒き、およそ35人が手を合わせて大漁を祈願しました。

うるま市の小学校1年生は 「船が一列に並んだところがおもしろかった。海の神様にウートートーした」 と話していたそうですよ。 ※ウートートーとは沖縄の方言で、手を合わせてお祈りする事を意味します。

パレード終了後には、マグロやメカジキなど新鮮な刺し身と 魚の天ぷらを囲んで、新たな一年の景気づけが行われました。

こうして、うるまの漁船パレードなど 沖縄の各地方では様々な旧正月を祝う行事が行われたそうです。


 執筆：街コミNAVI編集部