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2017.11.28.

宮崎県が掲げる「アグロポリス21構想」


日本で農業が盛んな地域というと、どんな地域が思い浮かぶでしょうか?

農業と一口にいっても野菜や果物の種類によっても産地が変わってきますし、人によって思い浮かぶ地域もあると思いますが、日本の農業都市の代表格として宮崎県を挙げる人も多いのではないかと思います。
情報元ソース:宮崎日日新聞 実現課題探る アグロポリス21構想
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171125-00011685-miyazaki-l45
野菜や果物といった作物はもちろん、畜産も盛んな宮崎県ですが、現在その宮崎県で、農業を軸とした地域づくりプロジェクトが構想され注目を集めています。

そのプロジェクトの名は、「アグロポリス21構想」(宮崎県の農業を中心とした地域産業の発展と振興を目指す田園都市構想)。

モデルにしたのは、オランダなど欧州諸国の成功例。オランダのワーヘニンゲン市などには、1,400社以上の食品関連産業が進出していて、「フード・バレー」とよばれ、まさに農業や食品を中心に町が形作られています。

日本でもこうしたフード・バレーに倣った地域づくりを国が奨励する動きが出てきているのですが、宮崎県では、宮崎産業経営大学がこの取り組みを主導。農業関係者や企業、学生など巻き込みながら定期的にシンポジウムや研究会を開催し、着実にプロジェクトを前に進めています。

まだまだ実現には長い時間がかかりそうですが、宮崎が日本のフード・バレーとして栄えることは日本全体の活力になりますし、宮崎で成功すれば全国でこうした取り組みが進み、活性化に成功する地域も出てくるかもしれませんから、これからのプロジェクトの行く末に期待したいところですね。


 執筆:街コミNAVI編集部