現在、全国各地の多くの自治体が頭を抱えている問題の1つが、やはり人口流出ですよね。

人口流出の大きな原因といえばやはり若者が仕事などで大都市に移住してしまうこと。最近では地域の魅力をPRして地域外からの人口流入をはかる自治体も増えていますが、まずは流出を防ごうとという取り組みを進めている自治体も多くあります。

宮崎県では、若者に県内で就職してもらい、流出するのを防ごうと「宮崎県内就職・進学体験フェア～○○ごっこ2017～」というイベントが開催されました。 実は宮崎県は全国で最も高校生の県内就職・進学率が低い地域。

そんな高校生の県内就職・進学を促進するため、県内の企業・業界団体、大学や専門学校が一堂に会し、高校1年生や保護者、教職員を対象として、PRや説明会を行うのがこのイベント。

説明だけでなく、体験プログラムも実施してより企業・学校が身近に感じられるような工夫が施されています。また、このイベントの特徴は保護者も参加可能なことで、保護者は子どもたちとは別行動で説明会や体験イベントを行います。

12月19日に宮崎市のシーガイアコンベンションセンターで開催されたこのイベントには県内の高校1年生と保護者が定員いっぱい2,400名参加しました。

保護者も参加することで家族で進路について考えやすくなりますし、ある程度進路が固まってくる2、3年生ではなく高校1年生のうちに様々な選択肢を提示しておくというのもいい狙いですよね。

イベントの効果にも注目ですし、中学生の子どもを持つ親御さんも、自分たちの年にも開催されていれば参加してみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部