役所や銀行などの公共施設の建築デザインも 斬新なアイデアを取り入れた、オリジナリティのあるものが増えて来ました。

そんな中、熊本にある肥後銀行がリニューアル。

外観のデザインには、熊本城の独特な石垣「武者返し」と棚田をモチーフに 熊本の風土と文化を表現、面心構造も採用されました。 熊本市中央区に新たに建てられた 新本店ビルは5月7日から業務を始めるそうです。

肥後銀行の旧本店ビルは、老朽化が進み、手狭になっていたそうで 今年7月に創立90周年を迎えることも記念し、建て替え工事が行なわれたようですよ。

外観のデザインに取り入れられた「武者返し」は 日本三名城の一つ、熊本城の特徴の一つであり 天下一流と名を馳せる見事な石垣なんですね。

熊本の肥後銀行は、その「武者返し」を取り入れ 無駄なものを一切省いた、お城の石垣をイメージさせる外観を持つ 銀行になったようです。

1階西側に、銀行主体で展覧会やセミナーなどを開催するギャラリーを開設。

広報室の担当者は 「地域の文化情報の発信拠点として、多くの市民に産かしてほしい」とPRしています。

とある地域の総合庁舎では、和のデザイン意匠を施し 西陣織の柱型やカウンター照明、漆塗りエレベーター、地域の木材を使った 内装など、歴史と文化が受け継がれた地域ならではの建物になっています。

熊本の肥後銀行などのように、地域の歴史や文化を受け継いでいく デザインの建物が今後も増えていくのでしょうね。


 執筆：街コミNAVI編集部