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2018.07.25.

江田島(広島)のカブトガニの減少が深刻化


(2018年3月31日に書かれたコラムです)

広島の海の生き物といえば、みなさん何を思い浮かべますか?

恐らく多くの人が「牡蠣」を思い浮かべると思いますが…実は広島は「カブトガニ」が生息する数少ない土地のひとつなんだそうです。
情報元ソース:ソーシャル・イノベーション・ニュース 「生きた化石」カブトガニの危機
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180329-00000001-socialinv-env
カブトガニが生息するのは広島県内にある「江田島」という場所。

改めてカブトガニについて紹介しますと…カブトガニ科に属する結足動物で、目の役割りをする器官が5つ、脚は12本あり、カニの仲間というよりは、クモやサソリの仲間に近いともいわれています。

そしてこの姿はなんとおよそ2億年前から変わっておらず、それゆえに「生きた化石」とも言われています。そんなカブトガニが生息する広島県の「江田島」は干潟があり、カブトガニの生息に適した土地なんだそうです。

しかしカブトガニの数が現在減り続けており、深刻な問題となっています。

その理由のひとつが、失われつつある干潟。また海水温が上昇し、海の環境も変化しているそうです。地元の自然施設の職員によると「カブトガニは砂浜で産卵し、赤ちゃんは干潟に移動して成長していきます。その砂浜と干潟が護岸などの設置により分断され、カブトガニの赤ちゃんが生息出来ない事態になっています。また干潟の埋め立ても進んでいて、幼生も生きていけない状況になっています。」とのこと。

カブトガニは卵1万個から成体まで残るのが、わずか1匹か2匹と言われるほど、成長が難しい生き物。美しい広島の海を守り、自然環境を維持していくことで、カブトガニの生息をサポートすることができます。

意外と知られていない広島が誇る海の生物「カブトガニ」。なかなか目にする機会がないので身近に感じる生き物ではないですが、太古の時代から脈々と生き続けている命を守ることも現代に生きる私たちの使命ではないでしょうか。


 執筆:街コミNAVI編集部