広島の冬の味覚といえば何を思い浮かべますか？広島では冬の味覚といえば名物の「広島菜漬け」有名なところでしょう。

そんな広島の冬の味覚である「広島菜漬け」の漬け込み作業が本格的に始まるにあたり、作業の安全を祈願する毎年恒例の行事である「初漬け式」が行われたということで話題となっているようです。 漬物を作る際にこうした行事があるということに驚く人も多いかもしれませんが、やはり漬物となると塩加減など難しいもの、美味しい漬物を提供するためや作業が安全に滞りなく進むことを神頼みしたいという気持ちもあるの仕方のないことなのかもしれませんね。

「初漬け式」では収穫された"広島菜"に掛け声とともに塩を振って祈願するという漬物を作るための行事らしい内容となっているのだそうです。

ちなみに広島菜漬けは"荒漬け"と"中漬け"と"本漬け"というように3日間の工程に分けられ、製造された後は広島から全国へと出荷されるのだとか。

塩の加減や漬ける際の重しの加減などはまさに伝統の技となる部分が多いようで、絶品の広島菜漬けが食べられるのもこうした努力による部分のおかげだと言えるのでしょう。

なんでも今年はそんな広島菜が豊作の年だということで美味しい漬物がたくさん作られることになる見込みがあるそうなので、もしかするとこの広島菜漬けを口にする機会は増えることになるかもしれませんね。

もし見かけることがあればぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか？

（2020年10月28日に書かれたコラムです）


 執筆：街コミNAVI編集部