（2018年4月30日に書かれたコラムです）

鹿児島県からのニュースです。

1991年以来、27年ぶりに展示室がリニューアルされた鹿児島県立博物館の内部がお披露目されました。リニューアルオープンは4月27日（金）。 リニューアルされたのは3階の展示室。

施設内は4つのテーマごとに展示され、南北600キロの鹿児島の自然が育む、豊かな生態系を学ぶことができます。説明パネルを少なくすることで、空間を贅沢に活用し、およそ1000点という貴重な展示品を目にすることができます。

鹿児島県立博物館が所蔵している15万点以上のコレクションを多くの人に見てもらいたいと作られたコーナーでは、今後展示物を変えていくことも考えているとのこと。

博物館や美術館というと、なかなか入りづらいという人も多いですし、なかでも常設展示の多い博物館などは余計に観覧者も減りがちな傾向にあると思います。

不変のものも大切だとは思いますが、やはり沢山の方に来場してもらい、展示物を見てもらうと言う意味では、定期的な展示物の入れ替えは必要だと思います。

九州財務局によると、鹿児島県内の経済情勢は「緩やかに回復しつつある」と発表されています。これは1月から3月までの鹿児島県内の経済情勢についてまとめたものですが、個人消費は韓国のLCC就航による入り込み客の増加や大河ドラマ「西郷どん」の放映を受けて、鹿児島県外からの宿泊客や観光客が増加し「持ち直している」とのこと。

この鹿児島県への関心が全国から集中しているこの時期に、博物館などの観光施設も変革を行い、新たな観覧者の獲得に努めて行くべきだと思います。


 執筆：街コミNAVI編集部