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2018.09.08.

富士ゼロックス鹿児島が、西郷隆盛の書いた手紙を最新技術で複製


(2018年8月31日に書かれたコラムです)

大河ドラマでおなじみ、鹿児島県出身の人物「西郷どん」こと「西郷隆盛」。

彼が息子の菊次郎に宛てた手紙が最新技術で複製され、鹿児島県内にある「城山ホテル鹿児島」に寄贈され、フロントロビーで展示されています。
情報元ソース:KKB鹿児島放送 西郷隆盛が菊次郎に宛てた手紙の複製品公開
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180829-00031659-mbcnewsv-l46
寄贈された手紙は明治初期に西郷隆盛が奄美大島で暮らす、息子の菊次郎に宛てて書いたもの。

『一筆啓達致し候。』我が子に対してもとても丁寧な言い回しで始まるこの手紙の最後には、一緒に送ったものも記されており、紙や筆の他に「かんざし」と書かれているそうです。しかも銀のかんざしであるようです。

このかんざしについて、研究者は「西郷さんが愛加那さんに贈った記念のかんざしかもしれません。

普通は木であったり、鉄で会ったりする訳ですが、銀と言うのは金に次ぐ西郷の素材のかんざしなんですね。西郷さんの愛加那さんへの愛情の表れではないでしょうか」と話しています。

この手紙は鹿児島県の製油会社が所有する手紙の原本を、伝統文化の継承活動に取り組む「富士ゼロックス鹿児島」がその技術で複製品として作成。

「鹿児島県を訪れた観光客に西郷さんの人柄について知ってもらいたい」と、西郷さんゆかりの場所に立つホテルに展示することになったそうです。

「西郷どん」の視聴率は鹿児島県内ではとても高いそうで、その数字は全国でも群を抜いているそうです。その点からも鹿児島県のみなさんの「西郷どん」への敬意が感じられますが。この手紙を通して、子どもへの深い愛情を感じさせる、西郷さんの人柄がより垣間見えるのではないでしょうか。


 執筆:街コミNAVI編集部