（2018年10月1日に書かれたコラムです）

実りの秋、それぞれの地域で特産物を使った食のイベントが開催されています。

ここで山梨県で行われたイベントをご紹介します。9月14日、山梨県の各市町村の女性職員を対象に、地元の食材を使った料理で、食の新たな魅力を伝えようという催しが甲府市で行われました。 この催しは山梨県の柵木環・フック知事の発案で初めて開催されたもので、午前の部では峡東地域の3つの市の女性職員ら14人が参加しました。

調理するメニューには、職員の地元の特産品を使うことになっており、7月からメニューの検討が行われていました。

参加者は山梨県の名産・巨峰のソースを使った「チキンソテー」や笛吹市の郷土料理「れんこんサラダ」、甲州市特産の枯露柿を使った「枯露柿のクリームチーズ風」など、山梨県の食材をふんだんに使い7品を作りました。

そして実際に試食して、ブドウは生で食べる以外に様々な調理法があることや、レンコンの伝統料理があることを初めて知ったなど、地元・山梨県の食の魅力について意見を交わしていたといいます。

柵木・山梨県副知事は「地域の食を知って作って発信することをテーマに今回は取り組んだ。自分たちの郷土食を感じ、新しい食も出てきていると感じたのではないか」とコメントしています。

この催しは今後山梨県内すべての市町村を対象に行われ、披露した料理は「やまなしの食」の特産品メニューとしてホームページに掲載し、山梨県外にもPRする予定だそうです。

家庭により差があるとはいえ、やはり食卓を作り上げるのは「女性」が多いという点で、やはり身近な食卓に取り入れやすいメニューを紹介するという意味でも女性職員を対象にしたのは、良かったのではないでしょうか。

どんなメニューが登場しているか、ぜひチェックしてみたいと思いました。


 執筆：街コミNAVI編集部