愛知万博から10年が経ちました。

10年前、愛知万博（愛・地球博）の展示室で 700万人以上の視線を一気に集めていた冷凍マンモス「ユカギル」。

そのユカギルは現在、お客さんのいないシベリアの観光施設で 10年前と同じように凍っているそうです。 愛知から北極の方向へおよそ3千キロ。 ロシア・サハ共和国の首都ヤクーツクは、冬には零下50度に達するほど 極寒の地です。

現地に飛んだ、記者の方の話ですと 愛知で愛された冷凍マンモス「ユカギル」は すえたような臭いの中、零下18度で保存をしているそうです。

これが「冷凍マンモスの香り」のようで これだけ低い温度で冷凍しても、この臭いは消えないみたいですね。

直径90センチの頭、今にも開きそうな目。 湾曲して高々と天井に向かっている2本の牙。

いつ目を覚ましてもおかしくないような状態に感じます。 時を経てまた、ユカギルが愛知へやって来たら必ず会いに行きたいです。


 執筆：街コミNAVI編集部