（2019年9月20日に書かれたコラムです）

長らく愛されてきた物というものでもいつかは別れがくることがあります。今回、愛知では地元で長年愛されてきた電車がその役目を終え、引退するということで話題となっているんです。

愛知の街中を走る路面電車の中でも一際多くの人に愛されてきた「ブラックサンダー号」は実にほぼ半世紀にも渡って愛知の人に親しまれてきた路面電車の一つ。 そんなブラックサンダー号（正式には「モ3201」型という車両なんだそうです）は1957年製というかなり歴史のある車両だったのだとか。

76年に愛知にやって来たそうで、それから今日に至るまで多くの人を乗せ、その外観からも親しまれてきたのだそうです。

そんな人気の車両も老朽化には逆らえず、残念ながら今回引退するということになったわけですね。

引退当日には最後の姿をカメラに収めようとする人が集まり、別れを惜しんだということです。

こうしたレトロなデザインの路面電車というのは全国的にも減っていっている傾向にあるようで、そういった時の流れを悲しむ方も多いようですが、それも時代の流れということでしょう。

そんなファンの声を聞いたのかブラックサンダー号を所有する豊橋鉄道はまた新型のブラックサンダー号の計画をしているようなので新しい車両に生まれ変わって再び私たちの前にその姿を見せてくれること期待したいところですね。

みなさんも身の回りにある長年愛されてきたものにふと目を向けてみてはいかがでしょうか？


 執筆：街コミNAVI編集部