（2018年12月31日に書かれたコラムです）

Iターン、Uターン、Jターンなど、地方に移住して就業する人々を歓迎する自治体が増えてきていますが、富山県では特にUターン希望者を迎える風潮が強くあるようです。

2018年年末、26歳から35歳の富山県出身者らを対象にした「とやまでどーんと大同窓会」が12月30日、ホテルグランテラス富山で開かれました。 地元・富山の魅力を再発見し、富山県へのUターンを考えるキッカケにしてもらおうと富山県が開催し、約250人が故郷への愛着を深めました。

前回は28歳から35歳が対象でしたが、より早いうちからUターンを考えてもらおうと、4回目の今年は2歳引き下げて26歳からとしました。

当日は石井隆一知事の歓迎メッセージがビデオで流れた後、参加者は乾杯し、再会した友人との会話を楽しんでいたそうです。

富山情報コーナーでは、富山県と富山県内の市町村のUターン支援策などを紹介したパンフレットが置かれていました。富山の地酒の呑み比べコーナーも設けられ、人気お笑い芸人の平野ノラさんとサンシャイン池崎さんの舞台もあり、盛り上がったようです。

「大同窓会」に先立ち、Uターン経験者の起業家たちによるUターンセミナーやトークセッションも行われ、セミナーに参加した東京都の会社員は「頑張っている同世代の起業家の話を聞き刺激になった」と話していました。

Uターンを志すにあたり、一番参考になるのは、同世代の話であり、成功事例を身近な目線で聞くことだと思います。ぜひ今後地元へのUターンなどを考えている人たちは同世代のお話を聞いてみるのが良いのではないでしょうか。


 執筆：街コミNAVI編集部