（2019年5月10日に書かれたコラムです）

近年では電子書籍の普及も進んでいて実際の本に触れる機会が少なくなってきている傾向にあると言われていますが、それでもやはり紙の質感を楽しみながら読書ができる実物の本というのはそれだけにしかない魅力がるのでしょうね。

今回、八王子ではそんな本の中でも特に「古本」を題材にして、それ合わせた様々なイベントが行われるイベント「八王子古本まつり」が開催されるということです。開催場所は八王子の駅前、西放射線通り商店街。 実はこちらのイベントは今回で20回目ともなる長年続いてきている八王子でも人気の恒例のイベント。

やはりこれほどの開催回数が実現しているということはそれだけ今でも古本といった実際の書籍を愛する人が多いという現れなのではないでしょうか？

ちなみに今回のイベントテーマは「カミサマ」なのだとか。これは書籍の紙と神様とをかけたテーマとなっているということなのでしょう。

そんなテーマに沿った内容のイベントも数多く企画されているようで、さらには古本の売買だけでなく音楽やパフォーマンス、といった古本に留まらない内容のイベントが盛りだくさんになっているようですね。

通常、古本まつりというのは寺社の境内の中など行われることが多く、この八王子のイベントのように商店街などを会場とした古本まつりは全国からみても珍しいものなのだとか。

それというのもこのイベントが「ふるいのも、あたらしいのも、キラキラできる」というテーマでスタートしたからなのだと思います。古本という古いものを扱いながら新しい何かができるということを証明したかのようなイベントですね。

実際の書籍の人気というのはまだまだ人気があります。みなさんもぜひこうした古本まつりで古本の魅力に触れてみてはいかがでしょうか？


 執筆：街コミNAVI編集部