（2019年10月23日に書かれたコラムです）

香川といえば"うどん"が名物というイメージがありますが、もちろん香川の見所はそれだけではありません。

今回、香川で行われた「仏生山大名行列」もそんな見所の一つとして注目されているんですよ。 こちらは香川でも風物詩として親しまれている恒例行事の一つで、現代でも江戸時代に行われた「大名行列」を見ることができるというユニークな催しなのだとか。

この催しが香川で始まって今回で26回目となるそうで、今ではすっかり地域の風物詩として恒例のものになっていきているというわけなんですね。

大名行列といえば江戸時代に盛んに行われたものですが、その姿を再現した催しというのは他にはない貴重なもの。特にこちらの催しでは江戸時代に香川の初代高松藩主であった松平頼重公の大名行列を忠実に再現したものだそうで、その豪華さは一見の価値のあるものとなっているようです。

当時は一般の者は大名行列を観覧するなんてことは恐れ多くてすることができなかったそうですが、現代ではすっかり人気の催しということで大勢の人が観覧に訪れる催しとなったということに時代の変遷を感じますね。

よく時代劇などで目にする「おなーりー」という定番の掛け声とともに練り歩く大名行列を見ているとまるでタイムスリップでもしてしまったかのように感じるかもしれません。

そんな不思議な感覚を味わいに興味のある方は一度香川に足を運んで、現代の大名行列を目撃してみてはいかがでしょうか？


 執筆：街コミNAVI編集部