現在では暑い日にはなくてならない存在となった"クーラー"ですが、秋田には"天然のクーラー"と呼ばれるスポットがあるのをご存知でしょうか？

秋田にある「長走風穴」にはそんな暑さから逃れ涼を求めて多くの人が足を運んでいるということで今賑わいを見せているのだとか。 この秋田の「長走風穴」こそが"天然クーラー"と呼ばれ人気のスポットとなっているのですが、その理由は真夏でも内部の気温が0度から5度ほどしかないという環境です。

なぜ、そのような特異な環境になったのかというと、なんでも大昔に崩れ落ちた岩が積み重なった風穴に冬の間に地下にできた氷は夏になっても解けずに冷たい空気を流れださせているからなんです。

この天然のクーラーを体験しようと秋田のみならず多くの場所から足を運ぶ人が多いそうで、その涼しさに驚きながらも涼しさを満喫しているようですね。

とはいえ、0度から5度というかなりの涼しさですから実際のクーラーよりも涼しいというのには驚きです。天然のクーラーの方が実際のクーラーよりも涼しいというのは興味深いポイント。このような体験はなかなか他の場所では体験できないでしょう。

大昔からあるということですから、クーラーがなかった時代の方々も現在のように涼しさを求めてこちらの長走風穴に足を運んだりしたのかもしれませんね。

実際のクーラーよりも涼しい、天然のクーラーを体験しに今年の夏は秋田へと足を運んでみてはいかがでしょうか？

（2020年6月11日に書かれたコラムです）


 執筆：街コミNAVI編集部