「和傘」というのは今では見る機会も少なくなってきてしまったものの一つですが、鳥取ではそんな"和傘"が美しく飾られる祭りがあるということで今話題となっているんです。

鳥取には中国地方最高峰である"大山"がありますが、そんな鳥取のシンボルとも言える大山に「大山寺」で開催される「大山の大献灯〜和傘灯り〜」にいま多くの注目が集まっているんです。 この祭りでは職人の方が鳥取の山陰の風景をイメージして手作業で製作した本物の和傘が数多く飾られ美しくライトアップされ幻想的な雰囲気を醸し出しているのが見どころなんだとか。

その中でも最大の見どころであるのはわずか30メートルの間に150本もの和傘が飾られている「和傘の回廊」でしょう。

一つ一つ違う和傘の模様を映し出す灯の光で演出されるこの幻想的な空間は、ここ鳥取でしかみられない特別な空間とも言えるのではないでしょうか？

そんな見どころ満載な祭りなので、ぜひカメラを持参して参加したいところ。中には有料のカメラマン席も用意されているということでこの光景をぜひカメラに収めておきたいという人がいかに多いのかということが伺えますね。

さらに、祭りには付き物のグルメもあるそうで、美しい和傘の灯りを楽しんだあとはここでしか味わえない鳥取グルメを楽しむのもありでしょう。

今では和傘を実際に見る機会は少なくなってきましたが、これを機会に職人の方が一本ずつ手作りする和傘の美しさを実際に体験してみてはいかがでしょうか？

（2020年10月27日に書かれたコラムです）


 執筆：街コミNAVI編集部