伊勢には他にはない一風変わった"きゅうり"を使った伝統行事があるのをご存知でしょうか？

伊勢にある太江寺では今回、地元伊勢では古くから親しまれている野菜のきゅうりに病を封じ込め祈願する伝統行事「きゅうり封じ」が行われたとのことです。 世の中には数多くの伝統行事がありますがその中でも…

この伊勢で行われるきゅうり封じのようなきゅうりを使った伝統行事というのは非常に珍しいものではないでしょうか？

初めてこちらの行事を目にした人はその風変わりな方法に驚いたという人も多そうですね。

なんとも変わった行事のように思えますが、実はこちらの伊勢で行われているきゅうり封じはかの有名な弘法大師が伝えたとされるものだそうでその成り立ちは歴したものなのだとか。

そんな意外な歴史があるきゅうり封じですが実際にどのように行われるのかというと、きゅうりに御朱印と参拝者の名前を書いた紙を詰め込み祈願した後はきゅうりは自宅へ持ち帰り、土に埋めて腐らせることで病気を封じることができるのだそうです。

一体どうしてこのような方法で無病息災を祈願するようになったというのは今はもう昔のこととなっているので詳しく知ることは難しいことなのかもしれませんが、その方法だけは今もなお伝わっているというのは不思議なものですね。

しかし、今でも伊勢では続けられている伝統行事ということはそれだけ親しみが持ちやすく、実際になにかしらの効果があるのかもしれませんね。

（2021年6月16日に書かれたコラムです）


 執筆：街コミNAVI編集部