仕事の行き帰りやふとお腹がすいた時などに助かるのが駅のホームにある「駅そば」ではないでしょうか？気軽にふらっとたち酔える駅そばはなんだか親しみの持てる存在として愛している人も多いでしょう。

今回、小山にあるJR小山駅の中でそんな駅そば店として知られている「小山駅きそば」がなんと長年の営業を終え、閉店するということで大きな反響を呼び、ニュースとなっているそうなんです。 実は小山駅での駅そばの歴史は古いそうで、なんでも昭和30年の頃にすでに駅そばが存在していたということなので中にはこれまでに何十年も小山ではこちらの駅そばを利用していたという人もいるかもしれませんね。

それだけ長い間、小山で愛されてきたわけですから小山の人にとっては様々な思いでがある場所でもあるのではないでしょうか？

忙しかった仕事の帰りやちょっとした外出の時の楽しみ、友人と食べた思い出といったように利用したそれぞれの人の記憶に残る店というわけですね。

しかし、そんな小山では多くの人愛されているであろう駅そばが閉店となる理由が気になるところ。

なんでもこちらの小山駅きそばは営業は黒字だったものの、駅そばの営業委託契約の関係などで終了することになったということなのだとか。営業不振というわけではなく今でも多くの人に愛されている人気店なだけにその閉店は惜しまれるところでしょう。

その証拠に閉店が発表された後には毎日のように最後の一杯を食べようと100人以上の行列ができていたということですから驚きです。

駅のホームで食べる駅そばというのはなんとも風情のあるもの。そんな駅そばがまた一つ失われるというのは悲しいことですが、これも時代の流れなのかもしれませんね。

（2022年3月2日に書かれたコラムです）


 執筆：街コミNAVI編集部