毎日、35度を超える暑い日が続いています。

そんな中、山梨県の富士山麓の青木ヶ原樹海にある 国の天然記念物「鳴沢氷穴」（山梨県鳴沢村）が、涼しさを求める観光客の人気を集めています。 山梨にある「鳴沢氷穴」は、年間を通して観光客が絶えない場所で 富士五湖観光のひとつに数えられています。

誕生したのは、今から1150年以上前の貞観6年（864年）。 富士山の側火山長尾山の噴火の際、古い寄生火山の間を灼熱に焼けた溶岩流が 流れ下り、このトンネル式に洞窟が出来ました。

昭和4年に、文部省の天然記念物の指定を受けて以来 世界中に紹介され、地質学上とても貴重な存在となっています。

内部の気温はなんと、平均3度。 地元、山梨県民も夏は涼みに鳴沢氷穴へ足を運んでいるそうです。 ※この「鳴沢氷穴」は1年中氷に覆われていることから、この名前が付きました。

天井からしみだした水滴が、凍ってできた氷柱は迫力があり、見ごたえたっぷりです。 この氷柱は4月ごろに最も成長し、年によっては直径50センチ、高さ3メートルという 巨大なものになるそうです。

氷穴は風穴の東方約800メートルにあり、竪穴環状系で総述長は153センチ。 幅は1.5メートルから11メートル、高さは1メートルから3.6メートルです。

環状になっているので、内部を一周することが出来るんですね。 おおよそ15分で洞窟を回りきれるそうですよ。

夏バテして外出するのが億劫になってしまう前に 山梨の「鳴沢氷穴」で涼を得て、暑い夏を乗り切ってみてはいかがですか？


 執筆：街コミNAVI編集部