鹿児島県の種子島が主産地の安納芋。 高水分で、焼くとまるでクリームのようにねっとりした食感になる芋で 時間をかけて上手に焼くと糖度が40度前後にもなる、人気の高い食物だそうです。

糖度の割にはカロリーは低く、焼いた後に冷やして食べても アイスクリーム感覚で楽しめるんですね。

そんな鹿児島県の種子島を代表する安納芋の需要が 全国的に広がっているようです。 大手コンビニエンスストアや食品メーカーなどが この鹿児島・安納芋抜群の甘さに目をつけました。

中華まんや介護食品・スイーツなどに商品化しました。

一方、地元鹿児島では「ふるさと納税」の返礼品としても 人気があるということです。

安納芋は、9〜12月にかけて収穫されます。

美味しくなるのは収穫後2～3週間経ってからなので 10月中旬から、様々な場所で安納芋関連を目にする事が出来るかもしれないですね。

安納芋はサツマイモを改良・研究し生まれました。

サツマイモと鹿児島の歴史は古く 1732年に起こった西国の大飢饉で、鹿児島の島津藩だけは サツマイモのおかげで飢えをしのいだと言われています。

江戸幕府はその情報を聞きつけ、鹿児島発祥のサツマイモを 全国に広めるよう命じたそうですよ。

その後、改良研究によって誕生した安納芋は 芋とは思えないほど柔らかいトロッとした食感に加え まるで砂糖菓子のような甘みを生み出す事に成功したそうです。

サツマイモに続き、安納芋は全国に広まるのか？ 注目が集まります。


 執筆：街コミNAVI編集部