近年地方では高齢化が進む一方、問題の一つとなっているのが買い物の問題です。

地方だと最寄りのスーパーまで行くのに時間がとてもかかったり 車を使わなければならなかったり、年を取ると買い物に行くだけでも一苦労・・・。

買い物を取り巻く問題は深刻化する一方です。 そんな中、徳島市の会社「とくし丸」の進める事業が全国的に注目を浴びているそうです。 徳島のとくし丸は、前述のような問題を抱えるいわゆる 「買い物難民（統計によると、全国に600万人もいるんだとか！）」の人々のために うまれた移動スーパーです。

地域密着型であるのが特徴で、玄関先まで軽トラックで出向き、会話し 買い物をしてもらうことで、地域の見守り隊としての役割も果たせるようになっています。

取り扱う商品も、高齢者に的を絞った必要十分な品ぞろえとなっています。

高齢者の中にはネットスーパーや宅配サービスは使い方がわからなかったり 鮮度に不安があるという人も多く、大変好評なんだとか。

2012年に1人の男性が徳島で独自に市場ヒアリング調査を行い 創業したスーパー「とくし丸」。

高齢者の増える地方の自治体や生協などから、自分たちの地域でも同じ業態を開始したい という声もあり、現在全国に販売パートナー、フランチャイズ展開を行っています。

地方の雇用増加など、様々な点で地域活性化に貢献しそうな このとくし丸事業、これからどんどんとさらに広まっていくのが楽しみです。


 執筆：街コミNAVI編集部