子供のころ、小学生や中学生は市や県が運営する施設に無料で入れるというパスポートをもらった 記憶はありますか？多くの自治体でこうしたパスポートが小中学生に配布されていますが つくば市では、そうしたパスポート運用に関してさらに一歩進んだ取り組みがされています。 それが、夏休み期間中に特製パスポートでスタンプラリーをしながら市内の研究機関などを見学する 「つくばちびっこ博士」という企画です。

平成11年から毎年開催されているこのイベント、子供たちが研究機関などで最先端技術や自然科学に ふれることで、科学技術への関心を高目ることを目的として、つくば市が開催しています。

つくば大学やJAXA筑波宇宙センターなどの33の施設が指定見学施設となっていて、18か所以上の スタンプと400字程度の感想文の提出をすると「最優秀ちびっこ博士」、10か所以上スタンプを 集めると「優秀ちびっこ博士」と認定されて、認定証や記念品が贈られます。

1980年代には科学万博があり、その後つくばエキスポセンターが開設されたり 宇宙事業も盛んだったりと、科学技術に昔から関心の深い、つくばらしい企画といえそうですね。

つくば市の子どもだけでなく、全国の子どもが対象となっているので、少し大変ではありますが 首都圏の子どもたちなら参加できるのではないかと思います。大人も行ってみれば楽しめると 思いますし、この夏は子どもとつくばへ出かけてみるのはどうでしょう？


 執筆：街コミNAVI編集部