もうすぐ夏も終わりますが、皆さん、この夏はお祭りにはいきましたか？

日本の夏を代表する伝統的なお祭りは全国各地にありますが、今回紹介するのは そんな数あるお祭りの中でも「日本一やかましい祭り」と評されるお祭りです。

それが、岐阜県桑名市のお祭りである石取祭です。 12時に30数台の祭車が鉦や太鼓をを一斉に打ち鳴らして春日神社周辺を練り歩く様から 「日本一やかましい祭り」、「天下の奇祭」と呼ばれる伝統の祭り。

石取祭は、江戸時代初期に始まったものといわれていて、桑名城下の町人や藩士も楽しみにしていた 祭りだったのだそう。

祭車総数43台、全国的に見ても単一の神社、一神事でこれほどの山車が一堂に会する祭りは 非常に珍しいといいます。

昭和56年に三重県指定無形民俗文化財の指定を受け、平成19年3月には「桑名石取祭の祭車行事」の 名称で、「国指定重要無形民俗文化財」にも指定されました。

石取祭りというと基本的には毎年8月第一日曜日の前日（土曜日）の午前0時から日曜日深夜まで 行われる本楽を指しますが、6月には御籤占式、7月には石取祭囃子優勝大会なども行われていて これらを総称して石取祭と言うそうです。

また、桑名のお祭りである石取祭ですが、祭車が売却・譲渡・貸与されるに伴い、桑名市以外の 周辺地域でも石取祭が行われるようになったのだそうで、現在では東海三県で石取祭が行われて いるんだとか。

来年、まだ行ったことのない変わったお祭りに行ってみたいと思っている人は 桑名に足を運んでみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部