2016.12.12.
佐倉市 暮らしの便利帳マップ
日本のみならず、世界中で様々な社会的課題が生まれている現代ですが、その中でも大きな 課題の一つとなっているのが、障がい者の人たちの暮らしやすい社会の実現ですよね。
バリアフリーという言葉がだいぶ一般に浸透し、障がい者の人に対する社会の配慮なども 昔に比べればだいぶ進歩したとは思いますが、まだまだ障がい者を取り巻く環境について考え なければならない課題は山積みです。
そうした中、千葉県佐倉市では、バリアフリーに関連する新たな取り組みが注目を集めています。
情報元ソース:政治山
オストメイトや車椅子利用者のトイレはどこに―佐倉市と松戸市で行政マップの活用進む
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161110-00010001-seijiyama-pol
それが、バリアフリートイレなどの場所を示す表記を行政マップに組み込むという取り組みです。http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161110-00010001-seijiyama-pol
現在「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」、いわゆるバリアフリー法が 日本では施行されていて、それに基づいてバリアフリートイレなどの設置は増えているものの その設置場所の周知などがきっちりなされていない例が多く、利用できず困る人が出てきている のが現状なのだそう。
そうした中、佐倉市議の高木だいすけさんや大手地図情報会社ゼンリンなどが協力して 「佐倉市 暮らしの便利帳マップ」にオストメイトトイレ(人工肛門・人口膀胱を造設している 人のためのトイレ)の表記を入れることを実現したんだそうです。
「障がい者用トイレを作ってもそれをわかるようにしなければ意味がないじゃないか」というのは 当たり前のことのように感じますが、まだまだそれが当たり前に行われないのが日本の行政の 現状。
ということで、これからの行政の改善に期待したいですね。
今回は佐倉市だけでなく千葉市や松戸市でも同様に障がい者用トイレなどの地図表記を実現した ということで、千葉県から日本のこうした行政を改革していってほしいですね。
執筆:街コミNAVI編集部