毎年、凄まじいスピードで進化を続けている科学技術ですが、最近ではロボットの実用化が すすめられたり、AI（人工知能）が急速な進化を遂げたりと、ロボット産業を取り巻く状況が大きく 転換してきています。

この流れに乗り遅れないよう、民間企業や学校でも様々な取り組みが行われていますが、そうした 取り組みの成功には自治体レベルでの支援も欠かせません。

神奈川県厚木市では、ロボット産業を地域の産業として育成するための推進計画が進められているんだ そうですよ。 厚木市は2013年、県内の9市2区と共に「さがみロボット産業特区」として指定を受けて ロボット産業支援に向けた取り組みをスタートし、厚木市ロボット産業推進事業補助金を設けたり あつぎロボットフェアというイベントを開催するなどの取り組みを行ってきました。

今回のロボット産業推進計画は、その取り組みをさらに深く掘り下げて進めていく計画で 2017年度から4年間の間に産・学・公、また民間の商工会議所などが協力して、地域を挙げて ロボット産業を推進していく予定となっています。

来年の1月16日までにかけて、市民の意見も募集中で、3月には策定作業を終えて、来年度はじめから 計画をスタートする予定だそう。具体的な数値目標なども明示し、ロボットを扱う人材の育成など ただロボットを作るだけでなくロボット産業全体としての発展を目指す取り組みとなっています。

「ロボットのまち、厚木」と呼ばれる日が来るのか、ほかの自治体の動きと合わせて注目したいですね。


 執筆：街コミNAVI編集部