神戸・三宮駅北側の広場である「さんきたアモーレ広場」、通称「パイ山」という場所は、よく 待ち合わせ場所などとして利用されていたのですが、広場に隣接する神戸阪急ビル東館の建替工事に 伴って、昨年5月から封鎖された状態となっています。

それまで親しまれてきた待ち合わせ場所がなくなるのを惜しむ声も多く聞かれましたが、現在 新たな待ち合わせスポットを創ろうと提案する取組が行われているそうです。 その取り組みを行うのは「date.KOBEプロジェクト」。「デート」「LOVE」をテーマに神戸の街を 活性化させようと活動しているプロジェクトで、2014年に発足し、市民はもちろん、観光施設、 公共交通機関、メディア、商業施設、商店街、ホテルなどが一緒になって、デートというテーマを 通じた神戸での文化の醸成に継続的に取り組んでいくことを目指すプロジェクトです。

date.KOBEプロジェクトは新たな待ち合わせ場所を提案するため、パイ山東側の工事壁にイラストを 掲示。

そごう神戸店2階のサンファーレ広場、「さんセンタープラザ」2階のマゼラン時計前 「santica（さんちか）」の夢広場、三宮センター街のアートスクエアを新たな待ち合わせ場所に しようという提案と、各スポットの紹介などを添え、date.KOBEのPRも行っています。

何かがなくなるということを逆手に取り、積極的にPRや他のスポットの紹介を行っていこうという姿勢は 素晴らしいですよね。date.KOBEの活動もこれからもっともっと広がっていくといいなと思います。


 執筆：街コミNAVI編集部