日本では近年大規模な地震が頻繁に起きていて、私たちも日々、地震に備えながら生活をしなければならない状況ですが、日本でよく起きる自然災害として、もう一つ忘れてはならないのが台風です。

大地震ほどの被害が出る台風は最近は多くないですが、例年台風の被害は出ていますし、これまでに大災害を引き起こした台風も多く存在します。

埼玉県加須市では、そんな大災害を引き起こした台風についてのパネル展が開催されています。 加須市の市役所1Fロビーで展示されているこのパネル展は、1947年に起きたカスリーン台風から70年がたったことを機に、あらためてその記録を展示するもの。

カスリーン台風では加須市の利根川上流部右岸で堤防が決壊し、関東地方が大水害に見舞われました。

このパネル展は、関係自治体と国土交通省利根川上流河川事務所でつくる「カスリーン台風70年実行委員会」が主催していて、当時の被害状況を写した写真などを展示すると同時に、水害などに対応するための備えについての情報なども提供しています。

5日にオープニングセレモニーが行われ、加須市での展示は11日で終了する予定で、また利根川の決壊が起きた際に水害に見舞われるとみられる1都5県の49市区町を巡回していくのだそうです。

台風による被害は日本全国で起こりうるものですし、皆さんも地震ばかりでなく、他の様々な災害に対する備えをしておいてくださいね。首都圏に住んでいる人は、住んでいる地域でこの展示があるかもしれないので、チェックしてみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部