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2017.07.24.

加須市の手描きこいぼのり職人


少し季節外れな話題になりますが、皆さんはこいのぼりをあげたことはありますか?

大きさや絵柄など差はあると思いますが、一度くらいはこいのぼりをあげたことはありますよね。今ではこいのぼりはプリントものが普通ですが、当然ながら昔はすべて手で描いていたそうです。

現在ではこいのぼりを手描きする人というのはほとんどいなくなっているといいますが、埼玉県加須市には、県内で一人だけ手書きでこいのぼりを製作している職人さんがいるのだといいます。
情報元ソース:毎日新聞 こいのぼり手ぬぐい 伝統工芸士が描き下ろし 埼玉・加須
https://mainichi.jp/articles/20170707/k00/00e/040/222000c
それが、加須市の手書き鯉のぼりの店「橋本弥喜智商店」三代目・橋本隆さん。

加須市はもともとこいのぼりの生産量が日本一で、例年5月3日に行われる加須市民平和祭では世界一の100mのジャンボこいのぼりがあげられることも有名なこいのぼりの街。もともとは手描きが主流だった加須のこいのぼり店ですが、気づけば手描きで生産しているのは「橋本弥喜智商店」のみという状況になっていました。

しかし、他の伝統工芸品と同じように、現在ではその伝統工芸ともいうべき手描きこいのぼりに対する再評価が高まり、橋本さんの元へは注文が殺到しているのだそうです。

加須市では、なんと市がこいのぼりを描いた手ぬぐい「武州こいのぼり手ぬぐい」を製作するため、原画作成を橋本さんに依頼。7月3日に販売を開始しましたが、400本が即完売するという状況で、現在追加生産を行っているのだといいます。

皆さんも、機会があれば一度手描きのこいのぼりでこどもの日を祝ってみるのもいいかもしれませんし、加須市の平和際にも興味があれば訪れてみてくださいね。


 執筆:街コミNAVI編集部