気候も温かくなってきて、すっかりと春がやってきましたね。

多くの花が見ごろを迎える季節となってきました。春といえばやはり桜、チューリップなどの花を思い浮かべる人が多いと思いますが、もちろんほかにも多くの人に愛される花は多くあります。そんな日本で昔から親しまれている花の1つが、牡丹です。

中国原産で、日本でも枕草子に記述があるというくらい昔から親しまれている花の1つである牡丹ですが、三重県松阪市にある牡丹の名所では、現在牡丹の花の見ごろが訪れているのだそうです。 その名所とは、松阪市朝田町にある朝田寺。

重要文化財の地蔵菩薩を御本尊とし、地元の人たちからも親しまれているこの朝田寺は花寺としても有名で、4月には500株もの牡丹、初夏にはあじさい、盛夏には蓮の花などが咲き誇ることで知られています。

牡丹は品種もバラバラで30種ほどあるということで、ピンクや白、薄紫など様々な色の牡丹が咲き誇っています。牡丹の開花に合わせて例年催し物なども開催されていて、これまでお茶席がたてられたり、陶芸作家の作品展が開催されたりしてきました。

今年は昨年に引き続き、5月5日まで朝田寺所蔵の曽我蕭白の作品11点を展示公開する催しが開催されているということで、貴重な作品を見ることができます。

ゴールデンウィークに松阪を訪れる人や、松阪近郊に住んでいる人は是非、朝田寺まで足を延ばして、色とりどりのボタンを楽しんできてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部