5月に入り、現在は新茶の季節となっています。全国のお茶の産地で収穫が行われ、関連するイベントやお祭りなども開催されていますが、皆さんは日本で1番のお茶の産地といわれるとどこかわかりますか？

ほとんどの人が静岡県と答えられますよね？では、全国2番目の産地とというとどこか分かりますか？ 実は鹿児島県なんです。…鹿児島県と答えられる人は意外に少ないのでは？ 実はずっと以前から全国2位のお茶の産地である鹿児島県。

鎌倉時代初期に茶の栽培が始められたという言い伝えもあるほどで、1300年代前半にはお茶の栽培が行われていたことが記録に残っている、由緒あるお茶産地なのです。

かつてはブレンド用の茶ばとしての用途が主でしたが、近年ブランド化に力を入れるようになり1992年頃からは「かごしま茶」というブランド名も使用するようになって、年々全国的な知名度が高まってきています。

鹿児島県茶業会議所では、そんな鹿児島茶をPRするイベント「平成新茶まつり」を毎年開催していて、今年も5月6日・7日の2日間、鹿児島中央駅アミュ広場で開催されました。JAや農園など、13の出展者がブースを構え、それぞれの新茶を飲み比べできる試飲販売が行われ、お菓子と新茶を100円で提供する100円茶屋なども出店。ゴールデンウィークで、鹿児島を代表する駅での実施ということもあり多くの人でにぎわいました。

まだまだ宇治茶や静岡茶に比べると知名度の低い鹿児島茶ですが、これから知名度アップに向けて頑張ってほしいですね。皆さんも一度、お店で見かけたら飲んでみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部