現在の日本の大きなテーマの一つでもある地方創生。各自治体が様々な方法で地域の活性化を図っている中、地域資源の再発見とPR、自治体同士の交流、協力などが盛んにおこなわれているようになっています。

そんな中、兵庫県川西市では、同じ観光資源を共有する自治体との地域間協力を行う事になったということで、注目を集めています。 川西市が新たに連携を置こうなうことになったのが、神奈川県の足柄市。

なんとその交流のきっかけは、あの「金太郎」です。童謡や昔話でおなじみで、多くの伝説のある実在の人物といわれる（実在したかは疑わしいという説もあり）金太郎（坂田金時）。足柄市で生まれ育ったという説が定説で、熊と相撲を取ったという伝説も足柄山でのことだといわれています。

川西市には、市内の万願寺というお寺に金太郎の墓とされている場所があり、川西市では金太郎が広く親しまれていて、万願寺ではこどもの日に金時まつりも開催されています。

川西市はキャラクターの作成を行ったりと、以前から金太郎を市のPRに活用してきました。そんな2市は交流の第一弾として、4月10日に、災害時の協力を行う災害相互応援協定を締結。これからは観光地での互いのPRを行ったり、特産品の販売を行ったり、こどもたちの交流の機会を設けたりといった取り組みを行う予定だということです。

金太郎に関する伝説などが残る地域は全国に複数ありますから、連携が広まっていくのも面白いですよね。今後の動きに期待です。


 執筆：街コミNAVI編集部