秋田県は現在、ツキノワグマの目撃情報をインターネットの地図上に公開するなどして、注意をよびかけています。秋田県内では、昨年ツキノワグマ出没が相次ぎ、5月・6月には死亡事故4件を含む8件の事故が発生。今年5月9日にも山菜採りの男性がクマと遭遇し、重傷を負う事故が発生していて、事故が起こった周辺地域への立ち入り規制を行っています。 秋田県は注意を呼びかけるために、秋田県内全域に「ツキノワグマ出没注意報」を発令し、「人身被害発生」「捕獲」「目撃情報」に分けて、クマの出没地点を掲載したグーグルマップやリーフレットを作成しました。

「2人以上で行動すること」「音を出しながら行動すること」「クマと遭遇したら、ゆっくり後ろに下がり、静かにその場から立ち去ること」「クマを引き寄せないため、生ごみや残飯などを放置しないこと」などの注意を呼びかけています。

秋田県自然保護課の担当者は「これからの季節、クマの繁殖行動や親子グマの出没に注意が必要。特に山に入る際は、自分の身を守る対策や、地域の目撃情報を確認するなどの予防対策も重要。」と話しています。

クマの出没情報は、全国で相次いでおり、各地で報告されています。またクマだけに限らず、野生動物が街に降りて来て、作物を荒らすなどの事例も数多く怒っています。山林が近くにある方は、自分の住む地域、自分だけは大丈夫と思わずに、注意を払っていくことが大切ですし、自然への敬意、共存していく意識を忘れてはいけないですね。


 執筆：街コミNAVI編集部