6月に入り、本格的に初夏の陽気になってきましたね。春～夏にかけては様々な植物や生き物が成長し、元気になっていく季節。全国各地で様々な植物が次々と見ごろを迎えていますが、東京都東村山市では、花菖蒲（ハナショウブ）の花が見ごろを迎えているのだそうです。

花菖蒲はアヤメ科アヤメ属の花で、6月に花を咲かせその花の色のバリエーションの豊富さでも見る人を楽しませます。 花の咲かない水辺に生える「菖蒲（あやめ）」もありますが、これとは全く別の植物です。

東村山市にある北山公園では初夏には300種類8千株10万本の花菖蒲が咲き乱れ、「東村山菖蒲まつり」が開催されるのですが、今年も6月3日から「第29回東村山菖蒲まつり」が開催されています。

北山公園は、1970年代に開発が進められる予定だった土地を東村山市が買い戻して設置した公園。こうした誕生の経緯からもわかるように自然の景観を大事にしていて、1982年に誕生した「新東京百景」の1つにも選ばれました。

開園当初から花菖蒲などの栽培をはじめ、いつしか花菖蒲の名所に。

1989年に第1回目の菖蒲まつりが開催され、毎年開催されています。祭りの開催期間中には連日模擬店が出たりグッズ販売が行われ、写真コンクールなども開催されます。週末には観光ガイドがいたり、シャトルタクシーが運行されたりその他ワークショップや体験型イベントが開催されるなど、様々な企画が行われます。

東村山に住んでいる人はもちろん、そうでない人も、是非一度満開の花菖蒲を見に行ってみてはいかがでしょうか？


 執筆：街コミNAVI編集部